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右脳の時代を働く君に。

脳科学がとても進化し、右脳や潜在意識の仕組みが、明らかになってきました。

以前から、 思考は現実化する、とか 言霊(ことだま)、とか プラス思考、だとか言われて、 なんだか良く分からないけど、 それらが経験的に成功するための条件のように、扱われてきた。 それらがどうやら、右脳の働きのようですね、って、 いろんな人が異口同音で、大合唱しています。

この前、ミンツバーグ博士の「経営論」を読んでいて、「右脳」のことが思いっきり書いてあって驚いた。あのマーケティングの父(コトラー博士)もいろいろなところで、右脳にふれています。

これからの時代を、アクティブに生きる人たちって、避けて通れませんね、右脳を…笑。 ってわけで、右脳ネタを少し。

まずご存知、ダニエル・ピンクさんの「ハイコンセプト」です。 右脳との上手な付き合い方が書かれています。 超短意訳しますね。

ピンクさん、思いっきり、これからは「右脳の時代」だ、って書いています。 正確には、「左脳だけでは駄目な時代」に入ってるって、言ってるんだけど。

アルビン・トフラーさんが「第三の波」を書いたのはもう大昔のことですが、 今まさに「第四の波」がきていると、ピンクさんは言っています。

「情報化社会」が「コンセプチュアル社会」に移ってきていて、 大きな3つのリスクが襲ってこようとしているということです。

大きな3つのリスク

【ひとつ目】

豊かな社会の実現が完了したので、物質的な満足では済まなくなった。 スピリチュアルな価値、自己実現の追求などが成功の条件になってきたということ。 これは左脳(論理)の業だけでは、対応できない。

【ふたつ目】

今まで知識労働者を独占してきた先進諸国だったが、第三世界の人たちが、その仕事をどんどんこなせるようなった。賃金格差もあり、知識労働が、どんどん外に流出して行くようになった。インドへのプログラムの外注はその象徴的な例である。

【みっつ目】

知識労働を、どんどんコンピューターがこなしていくようになった。 その膨大な処理能力により、繰り返し作業は、コンピューターに次々に取られていく。 さらにAIの進歩により、より高度な仕事がコンピューターに出来るようになる。

これらは、何を示すかというと、コンピューターや第三国の人たちに対応できない(真似できない)新しい価値を持った仕事しか残らないということです。 そこで登場するのが、右脳の力であると、ピンクさんは書いています。

そして、その右脳時代に活きてくる6つの感性(センス)が、 あなたの道を拓くと説いています。

6つの感性(センス)

・機能だけでなく「デザイン」  ~ 感情に訴えかけてくるものを創る能力。 ・議論よりは「物語」  ~ 相手を納得させる話ができる能力 ・個別よりも「全体の調和」  ~ バラバラなものをつなぎ合わせて、印象的で新しい全体感を築き上げる能力 ・論理ではなく「共感」  ~ 人間関係を築き、他人を思いやる能力 ・まじめだけでなく「遊び心」  ~ 仕事や人生を「遊ぶ」能力 ・モノより「生きがい」  ~ マズロー博士の第五段階(自己実現)や第六段階(自己超越)を追い求める

どれもが、「右脳」に深く関わっています。 そして、それらは誰もが生まれながらに持っているものです。 問題は、それをどうやって、磨き上げるかです。 そんな、こんなのヒント、手がかりが、書かれています。

「ハイコンセプト」ダニエル・ピンク著 大前研一訳 三笠書房 これからの時代を活きる人、教科書にされたら如何ですか?

脳科学の成果。信じるも八卦、信じないも八卦

さて、話は少し変わりますが、もうひとつの核心です。 脳科学の成果です。信じるも八卦、信じないも八卦。

脳は、大脳辺縁系にある「扁桃核」が「快」になる選択を行うように出来ています。 それは、「正しいこと」ではなく、「楽しいこと」しか継続出来ないということです。

「扁桃核」を「快」にするために「想い」を先に変えるのは難しい。 まず使う「言葉」を変え、それを習慣化すると、「扁桃核」が「快」となる。 「言葉」よりもさらに良いのは、「動作」や「表情」。 言葉や動作や表情は、「左脳」側でコントロールしやすいので、容易にできる。

これが、「脳は口にしたことを実現させようとする」という仕組みです。 昔から何となく、わかっていたこと、ではありますが…。

ところで、いつかは必ず限界(壁)がくる。 諦めて燃え尽きるか、満足して燃え尽きるか…笑。

ところが、不思議なことがあります。

自分のためだけの夢や目標は、限界を早くし、 誰かのための夢や目標は、限界を超える力となります。

さて、もう一つおまけ。

右脳は主語を認識できません。 「自分」と「他人」を区別することができないのです。 なので、面白いことがおきます。

あなたが、誰かを、傷付け、ののしると、 右脳は自分が、罵られたと勘違いし、どんどん元気を無くす。

あなたが、誰かを、褒め、優しくすると、 右脳は自分が、褒められたと勘違いし、どんどん元気になる。

たぶん、心当たりあるでしょ…笑。 これ、ものすごく重要なポイントかもしれない。

誰かにどんどん優しくすると、 「扁桃核」がどんどん「快」になって、 右脳が、総動員で、応援してくれるんだ、きっと。

信じるも八卦、信じないも八卦…笑。 出典:「ハイコンセプト 新しいことを考え出す人の時代」 三笠書店

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