働き方の未来研究所

『言葉よりも関係性』2年で売上を5倍に伸ばした組織の成長プロセス

ガイアックスの最年少事業部長が目指す理想の組織とは。強い組織を作るためのコミュニケーションと関係性の構築。

(※本記事は、株式会社ガイアックス 管大輔氏への過去のインタビュー記事をアーカイブとして掲載しています。)

ソーシャルメディアとシェアリングエコノミー業界で事業を展開しているガイアックスに、26歳にして事業部長に就任した、管大輔さんという人物がいる。事業部長に就任後、組織マネジメントの難しさに思い悩む日々。そんな時、「業績が好調だから社員が幸せなのではなく、社員が幸せだから業績が好調になる」という考えに出会う。

マネジメントの壁と気づき

着任当初は、とにかく売上を上げるための施策や、トップダウンでの指示出しに追われていました。「リーダーだから正解を出さなければいけない」という強い思い込みがあったのです。しかし、メンバーとの間にはどこか壁があり、コミュニケーションは表面的なものに留まっていました。

「言葉よりも関係性」――この事実に気づいたのは、あるマネジメントの失敗からでした。どれだけ正しい戦略やロジック(言葉)を語っても、そのベースとなる人間同士の「関係性の質」が低ければ、メンバーの胸には響かず、行動も変わらないのです。

関係性の質を高めるために

そこからは、スキルやノウハウよりも、まずメンバー一人ひとりの「価値観」や「いま何を感じているのか」に焦点を当てる対話を増やしました。

AIやデジタルツールで効率化できる業務が増えたからこそ、人間にしかできない「共感ベースの対話」や「心理的安全性」の担保が、組織の土台として極めて重要になります。この関係性の再構築が、後の大きな飛躍への第一歩となったのです。

(続く: 第2回: 売上目標を手放し、『仕事用の仮面を外す』ことで手に入れたもの)